2024.07.09
(写真)本日の橫浜・上大岡(かみおおおか)の空

6月16日の日経新聞を読んで
⇒言葉の応酬 辞職か解雇か 「勤まらない」「私物片付けて」

『「私物を片付けて」と勤務先の社長に言われ、解雇された
と思って出勤しなくなった男性。

社長は逆に、男性が自分の意思で辞職したと考えていた。
根拠は男性が去り際に残した「もう勤まらない」との捨てぜりふ。

男性は辞めさせられたのか、自ら辞めたのか。感情任せの
言葉の応酬が、重大な認識の行き違いを生んだ。』

事例は運送会社。男性は運転手。

納品先でのさまざまな行き違い(思い違い等)で結果的に
納品先を出入禁止になってしまった。
社長は激高し男性を叱責。身に覚えのいない男性が
「もう勤まらない」との発言をしたと社長が受けとめた
(男性は「言っていない」とのこと)。

しかし社長は、男性からの辞職か退職の意思表示と判断。
「なら、私物を片付けて」と発言。
これを聞いた男性は解雇ととった(社長は解雇のつもりではなかった)。

労働審判を経て解決せず、23年3月の東京地裁判決は
「雇用関係は現在も続いている」として未払い賃金の支払いが
命ぜられた。その後東京高裁で和解が成立。

・言った言わないや言葉の誤解はよくあること。
運送会社であるから相手とは常に一緒にいるわけではない。

本件の両者の立場では、まず社長の対応のまずさが指摘されてしまう。

前提として、会社として普段のコミュニケーションの
取り方を改善する必要があり、また社長が社員をどう
捉えているかも改善の必要があると思う。

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